
本好きなら読んで損はしないとしか言えない。
もちろん、あまり本を読まない人にもオススメできるけど、驚きは普段から本を読んでいる人のほうがあるかもしれない。
まずもって、この作品に興味を持って奇異なことに、このブログに未読でたどり着いた方へ。
気になったなら買って読みなさい(まじで)
レビューを事前に見て回ってはいけない(本当に)
以下、ネタバレはしていないつもりですが、感想を書くので読まないでください()
私の意図せずにヒント、ネタバレにつながったら嫌なので、未読者は読まないでって言いますけど、読まないで?
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いやー、やられたね。
途中途中で、なにかしらの一部は気付けたけど、最重要な部分には読んでて意識はなかったな。
なるほどな。
あー、なるほどなるほど、電子書籍化はできないや。
うわー、こういう意味だったのか。
笑っちゃうね。
こんなのできるのかと。
思いつくものかと。
それを実際にやるのかと。
まさに「透きとおって」いました。
しかし、まぁ、人(他人)の心は読めないね。
自分が思っているあの人と、あの人が思っている自分のこと。
読んでていて、どういう風にこの物語が着地するのか全然見えなかった。
本当にまさかまさかのラストだった。
断片的に気づく部分はあるけども、革新には全然迫ってなかった。
情報は提示されているけども、意識の外にある出来事で、素直に読み進めてるだけじゃあ気付かない。
だからといて、私のこの分を読んでしまったあなたが初見で「仕掛け」はどこだと、ページをめくる度に探してしまうのは、楽しみが激減してしまうのでやめましょう。
素直に物語を楽しんで。
「世界でいちばん透きとおった物語」
この作品を知ったのはいつだろう。
意識的に、視界に入ったのは「ほんタメ」というYoutubeのチャンネルだった。
ほんタメ – YouTube
取り上げられたのは、結構前だったと思う。
一年以上?
そんなに経った?
いやー、今というか、数ヶ月前に続編の2が刊行されているのだから、割と時間は経っていたな。
うん、そう視界に入ったのはその頃だけど。
書籍を購入したのは今年に入ってからのこと。
しかも、読んだのは、つい先日のこと。
先日というか、これを書いている前日に読み終えた。
前々日に2時間、前日に2時間でトータル4時間くらい?
読みたいなってのは、ずっとあったんだけど、実は本を読む習慣が消失していたんだ。
もう年単位で。
それが、最近は本を読もうと取り組んでいるところ。
それでも毎日は読めてないけど……。
読めば面白いときは面白い。
それはわかっている。
読むという行為に集中するというのが、なかなかね。
できない時は、できない。
よく聞くスマホとかの快楽中毒なんだと思う。
それの顕著な例がショート動画ね。
私はなんだかんだで、Youtube観てる時間が多い。
ショート動画は気づいたら、観ててシャットアウトしないといけない。
Youtube観てる時間は多いけど、観た動画の内容を話せ、書けって言われてもほとんど何も頭に残ってないのがやばい。
……おっと。
なんか、脱線してきたな。
話は戻して。
「世界でいちばん透きとおった物語」をほんタメで知ったってことね。
著者の杉井光さんの作品は随分前から知っているんだよな。
ラノベ作家って言っていいのかな。
「生徒会探偵キリカ」って作品があって好きだったけど、随分前に読んだきりで内容覚えてないや。
「好きだった」ということだけ、感情だけ残っている。
それでずっと気にはなっていた。
気にはなっていたんだけど、実際に購入して読むまで随分と時間がかかった。
前述の通り本を読まなくなっていたから。
紙の本を手にとって読むってのはなくなっていた。
電子書籍も買うだけ買って放置。
昔の手慰みなごとく、ただ表紙やあらすじの触りだけで購入するという行為で満足して、読まないで過ごしていた。
それが最近になって紙の本にあらためて手にとって見れば、その良さに再発見があった。
そっか、と腹落ちした。
その場に実在するという重要性。
手に取れる場所に本がある。
とか言って、この本を購入したのが今年初め頃で読んだのが今。
読む機会はあったのに、読んでない。
本を読むってなんだろうね。
Youtube動画なんて、気づいたら意識を吸い取られている。
でも、本を読むっていうのはやろうとしないとできない。
さて、なんかフラフラと文章が迷子なのだけど、そろそろ閉じましょう。
「世界でいちばん透きとおった物語」
読めて良きでした(何も言えないなりに結構書いたな)。

感想の着地に失敗したかんがあるけども、本当に読めてよかった。
「読めて」って言い方なんだろうって気もするけど、今の私にも読めたんだよ。
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