
読み始めた最初から好きなことはわかった。
最初から最後まで好みでしかなかった。
未読の人には、とにかくレビューは見ずに読んでほしい。
変なネタバレとか踏まないでと願う。
ああ、なんて楽しいんだ。
本当に楽しかったな。
なんて、素晴らしい作品なんだ。
これに出会ったのは奇跡か運命か。
いやぁ。
この作品ってどのくらい売れたんだろうか。
なんか、もう一度ラノベじゃないレーベルで出してくれないだろうか。
なんて言ったら作者は怒るだろうか。
もっと知られてほしい。
そんな願いで書いてみたけど、この作者の他の作品で挑戦的な帯がつけられているものが本屋に置いてあったけど、ラノベというものに思い入れがありそうだし、地位?向上したいのかな。
なんか他の人のレビュー(同作者の他作品)で面白いけどラノベで出す意味ある?みたいの言っている人もいたけど。
ラノベとそうじゃないものの境界線も自分は知らないし、あまり関係ないとは思いたい。
ただ、露出の差がありそうとは感じている。
ラノベっていうジャンル?って謎だな。
分類?
ライトノベルって言っているから、もとから軽い、軽くみられるのもしょうがないのかもしれない?
ん?そうじゃないや。
今回書きたいのは、四季大雅『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』を読み終わったんだよって話。
魅力を語りたいのだが、どう語っていいのかもわかんねぇな。
ただ、読み終えて部屋の中をウロウロしてしまったとは言いたいね(わかる?)
この何とも言えない感じ。
ていうか、ホント、まだ読んでない人には何も言いたくないぞ。
それは、楽しみを奪いたくないという意味。
ああ。
ここから先は、
ちょっとだけ
解放するから注意ね。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
お前ええええええええええええええええええええ。
なんてもの!?
なんてもの書いてんのおおおおおおおおおおおおおお。
はぁ。はぁ。はぁ。
いや、ねぇ? もう、弾けちゃったよ。
ここでは書き表せないよ。
この胸中の盛り上がりよ。
ラストの怒涛の追い込みよ。
無茶な部分もなくはないけど、そうじゃない。
そんなことはどうでもいい。
未来視と過去視という異能が交差する物語だ。
そんなことあるぅ?なんて言っている場合ではない。
そこじゃない。
越えてるんだよな。
超越してるんだよ。
くぅ。
もっと、語りたいけど語れない。
どうしたらいいんだ、この想い。

一冊の満足度がえぐすぎる。
まさしく舞台(ものがたり)でした。
時間も空間も飛び越えて楽しみました。
- 以下、ネタバレありの感想。
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どうしようかな。
最期のシーンってさ、あの解釈どうしたらいいんだろうか。
猫のサブローが生きている限り、ミリとやりとりはできるって考えてもいいのか。
その場合、肉体は滅びても生きている?
でも、実際は過去とやり取りしてるから……。
うーん?
これは困ったね。
時系列とかちぐはぐで、よくもまぁミリはあの結末まで持っていったなってことにもなる。
ちょっと待って?
ミリが亡くなった後に、初めまして?
初めて出会った?
ちょっと、わかんないっす。
どうなっているんだろう。
あと、気になったのは飛行機の事故には実際にあったの?
包帯ぐるぐる巻きって?
整形手術は受けたようだけど。
「桜庭千都世」
本当は直接想いを言えなくて誤魔化すためだったのに、窈一の言ったタイプの女性になっているのが、なんともいじらしいね。
よーくんのために合わせたんだね。
あー、もう。
ちくしょう。
救いはないのか。
ああ、それとミリってなんか年下と思ってたけど、先輩ってことは年齢上だったんだ。
子猫のサブローとか過去のミリというわけで、年齢は不詳だったんだ。
そっか、年上か。
全然、頭になかった。
別人になっているとか、そんな発想は読んでて出てこないのよ。
「もしかして、千都世ってミリなのかも」とか気付く人おるぅ?
窈一くん、よーくんすごい頑張ったのに、どうあがいてもこの結末へと持っていきたいミリの執念というか、願い?が凄すぎたよね。
「わたしも、よーくんが、好きだからだよ」か……。
そして、なんだよ須貝かよ。
あーあー。
読み終えてから、改めて冒頭読み返したら、普通にそれっぽいこと言ってて草。
なるほどね。
忘れてたね。
そんな場合じゃないのよ。
この窈一とミリの二人に釘付けになってて、この先どうなっちゃうのぉ~って読み進めてたからさ。
あとは、やたら絡んでくる千都世が犯人なのか!?って考えてた。
ある意味、主犯だったけども。
この展開は読めなかったな。
絶対にどちらかが犠牲になって死ぬで、そのまま結末迎えるのかよ。
あーあー。
もう、いやだー。
すごい、楽しかったのに、やだー。
幸せになれよな。
いや?幸せなのかな。
想い人が生き続けるのだから。
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鹿紫雲澪(かしもみお)
柚葉美里(ゆずのはみり)
この二人の出会いも謎である。
エピソードは特に提示されず、ミリの未来視を知っていて協力者だった。
そして、将来、窈一の舞台公演のパートナーとなる?
作中作になんかヒントあるのかな。
(今作、全体のテーマでもあったような)

読んで得た感情を、うまく書けなかったけど、感想としては最高でしたとしか言えない。
ミリの人生を思うと、なんとも言い表せられないものが胸に押し寄せてくる。
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